はじめに
株式市場は関税ショックからなかなか立ち直れずにいますね。
株価は3月下旬の大暴落に始まり、乱高下が続く落ち着かない状況となっています。
3月中旬までの株高の状況がウソのようですが、この大暴落を予想できた人は素晴らしいですね。
かくいう私も過去の記事でも少し触れていましたが、これまでの順調な株式市場に対しては懐疑的であり、このまま素直に上昇するとは思っていませんでした。(もちろん、これだけの大暴落は予想できていませんでしたが・・・。)
そのため、リスクヘッジとして株式以外の資産を保有することで、株式市場が落ち込んだとしてもダメージを最小限に抑える備えをしていました。
その資産として選んだのが、米国長期債ETF。
米国長期債ETFを選んだ理由
長期金利の高止まりの終焉を想定
アメリカの長期金利は、ここ数年ずっと高止まりをしており、米国長期債の債券価格は下落する一方でした。
チャートをご覧頂いたら一目瞭然。

これだけ大きく下落しているということは、長い目で見れば非常にお買い得なセール価格になっていると言えます。
そして、長期金利がこれだけ高くなっているということは、分配金も大きくなっているということです。(分配金の積み上げを最優先事項にしています!)
アメリカのインフレが落ち着き始めたことを示唆するデータも出てき始めましたし、FRBもそろそろ利下げをしてもいいころだと予想しています。
そうなると、長期金利の低下に伴い、債券価格が上昇します。
まだ、現実には起きていませんが、近い将来に長期金利は低下していくと想定した投資となっています。
株式市場の下落に対応したリスクヘッジ
米国長期債ETFを保有していれば、株式市場の下落があったとしてもダメージが少なくすむと思っていました。
債券は、株式と比べると安全資産と言われており、株式市場が大幅に下落する際には投資の避難先として債券に資金シフトすることが往々にあります。
そのため、今回関税ショックが発生し、株式市場が大きく下落した時は債券を保有していて良かったと胸をなでおろしました。
それなのに・・・
米国長期債ETFは、株式市場とともに大きく下落しているではないですか・・・。
想定外の米国長期債ETFの大幅下落

株式市場が崩れだした3月下旬から米国長期債ETFも同様に大きく下落していますね。
なぜに、下落しているの・・・?
株式市場の資金避難先は債券市場というセオリーはどこに行ってしまったのか・・・?
米国長期債が売られている理由として、日本の金融機関の大量に売却しているといった憶測が飛び交っていますが、真実やいかに。
とにかく1日も早い回復を祈っています。(誰か債券を買ってくれ)
現状としては、私の保有銘柄である米国長期債ETFがひどい状況となっています。
現在の保有状況
1482 米国長期債ETF(7-10年)(為替ヘッジあり)
保有数:700株
含み損:7万円
2621 米国長期債ETF(20年超)(為替ヘッジあり)
保有数:4,400株
含み損:-47万円
リスクヘッジのために保有しているのに、瀕死状態になるくらい致命的な傷を負わされています。
円高を予想して為替ヘッジにしたのにこの含み損とは・・・。(円高が的中しているにも関わらず、結果に表れないのが悲しみを大きくさせますね。)
まとめ
株式市場のリスクヘッジとして保有している米国長期債ETF。
- 長引く長期金利もそろそろ終焉するだろう
- 高金利のおかげで分配金も安定的にもらえる
- 株式市場の暴落を回避できる
そんな目論見を打ち壊すかのように、株式市場と同様に大きく低迷している米国長期債ETF。
米国債ショックなんて悲惨な出来事が起きないことを祈りながら、今もなお米国長期債ETFを握りしめています。
アメリカのインフレが落ち着き始めたことを示唆するデータも出てき始めましたし、FRBもそろそろ利下げをしてもいいころだと思いますが、いかに。
それまでは気長に保有し続けて、安定的に分配金を受け取ることとします。(分配金以上に損失を計上しているのはここだけの秘密です・・・。)