はじめに
今回取り上げる銘柄は、丹青社。
総合ディスプレイ業会社で、商業施設などの企画・施工を手掛けております。
丹青社を取り上げた理由としては、株式売り出しで株価が大幅に続落したのも大きな点ですが、もう一つは大阪万博銘柄という点です。
今年は大阪万博の年であり、丹青社などの関連企業には追い風となることは間違いないでしょう。
この2点の大きな材料が株価へどう影響を与えるのか。
そして、丹青社を現時点で購入するのは賢明な判断なのか見ていきたいと思います。
株式売り出しによる株価への影響
株式売り出し内容
株式売り出しが発表されたのは、1月7日(火)。
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三菱UFJ信託銀行
300万株
発行株式数(自社株を除く)およそ6%
売出株数が6%というのは、非常に大きなインパクトがあり、市場も大きく反応しました。
株価への影響
年初には1,000円近くまであった株価でしたが、今回の発表によって922円まで下がり、6%近くの大幅下落となりました。
発表を受けてから5日連続で陰線が続き、1月16日(木)にようやく陽線となりました。
出典:Yahoo!ファイナンスより
1月17日(金)も陰線となっていますが、1月14日(火)の879円が底となり、下値を切り上げています。
この反発は、さすがに売り込まれすぎだという市場の反応を示しているかもしれません。
日本株全体が不調の中のため、慎重にいきたいところですが、今後どうなっていくのか引き続きチェックしていきたいと思います。
買い時のタイミング
どこまで陰線が続くのか。
購入するにしても、陰線が収まってから判断したいと思っていました。
そのため、1月16日(木)に陽線が出たところで、200株打診買いしました。
そもそも、私が丹青社を買いたいと思う理由は、1月の配当銘柄であるということです。
直近である12月の決算では、前回の配当予想15円から25円へと10円も大幅に増配することが発表されました。
増配により、配当利回りが4.5%となりました。
この配当利回りの大きさには、目がくらんでしまいそうになりますね。
1月の配当金の権利付き最終日は、1月29日(水)です。
29日までに株価がどの位置にいるのか、そしてどんなチャートを形成しているかが大きなポイントとなりますね。
直近2年では、キレイな右肩上がりとなっております。
75日移動平均線の上にいるこのトレンドが保たれるかぎりは、中長期的には安心して購入できるのではないでしょうか。
丹青社は、大阪万博の事業も手がけており、決算内容も上方修正であったため、今後の株価の未来は明るいと個人的に思われます。
そのため、保有数を増やしたい気持ちは強いですが、需給面のことを考えると、現時点ではチャートを見ながら慎重に買い増ししていきたいと思います。
まとめ
株式の売り出しにより、大幅な続落となっている丹青社。
株式の売り出しが発表されてから、4日連続で陰線の日が続きました。
1月17日(金)も陰線は出ていますが、下値を切り上げ始めているため、そろそろ買い増しをするころかなと感じています。
現時点での保有数は、200株。
1月の高配当銘柄の一つであるため、買いたいという気持ちが下落するたびに増すことでしょう。
中長期的に見れば、好決算・大阪万博銘柄ということもあるため、株価の切り返しは期待できます。
ただ、今年のテーマである最も重要視する投資方針は、配当金の積み上げ。
再び株価が下落したとしても、慌てて買い増すことはせずに。
株価が落ち着く様子を見せたときにコツコツと買い増したいと思います!
それが1月の権利付き最終日を過ぎていないことを祈りながら。