はじめに
株価が長期低迷しているスカイマーク。
チャートのとおり、悲惨な状況となっています。
出典:Yahoo!ファイナンスより
2023年当初は1,500円手前まであったのが、2024年には1,000円まで下落。
そして、2024年末には550円まで落ち込む深刻な状況となりました。
スカイマークホルダーは悲しい現実に直面しているのではないでしょうか。
私ももれなく悲しみに打ちひしがれている人の一人です・・・。
2024年当初に、割安だと思い強気に買い増ししてしまった結果、大損してしまいました。
そんな中、風向きを変える可能性のあるニュースが新年早々に舞い込んできました。
双日の議決権の5%獲得
1月6日(月)に双日によるスカイマークの株式取得が発表されました。
株式の取得割合は、議決権の5%となります。
この発表により株価も大きく反応して、一時620円まで急騰し、10%の上昇をつけました。
今回の出資をきっかけとして、双日とスカイマークの関係強化が期待できますね。
双日は航空関連事業に強みがあるため、スカイマークの業績の後押しになってくれれば、低迷している株価も息を吹き返すのではないでしょうか。
スカイマークの現状
2020年から2024年までの業績の推移
P3より抜粋
事業収益は過去最高となっていますが、円安や原油高によるコスト増により営業利益は前年比較では減益となっています。
為替や原油によって営業利益の変動があるため、今後の為替と原油の動向には注意が必要ですね。
P9より抜粋
業績の中で特に重要なポイントとなる事業収益・営業利益。
事業収益・営業利益ともに、実質的には業績予想を下回っています。
なお、経常利益は為替差損によって業績予想を大幅に下回りました。
これらの直近の決算により、株価は更に下値を更新する結果となりました。
現在の保有状況と今後の展望
スカイマークを保有する理由
スカイマークの将来的な成長を信じて長期的に保有を続けています。
ただ、一番の目的は配当金の積み上げです。
そのため、将来的な成長を信じていたとしても、配当金が大幅に減配するまたは無配になるということがあれば、一旦ポジションは解消する予定です。
現在、3月の配当金の金額が未定のため、配当金がどうなるか注目ですね。
現在の株価は624円(1月7日終値)のため、もし現状維持の配当金額であれば5%弱の配当利回りです。
そうであれば非常に魅力的な銘柄となりますが、どうなるかは今後のお楽しみですね。
現在の保有状況
現在のスカイマークの保有状況は以下のとおりです。
今回の急騰により株価は回復しましたが、現在も含み損となっています。
ただ、今回の発表をきっかけに需給が回復し、株価が浮上する可能性はあります。
発表後の出来高も大きくなっており、今後の売買も活発になるとみられるため、上下の幅を取りながら保有を続けたいと思います。
なお、スカイマークの配当金の権利確定月は3月です。
配当金を受け取れるチャンスが近づいているため、ある程度強気に売買していく予定です。
ただ、3月の配当金は未定となっており、減配または無配に転落してしまう可能性もあります。
そのため、今後の配当金の動向には注目しておきたいです。
万が一、配当金が無配になることがあれば涙ながらにぶん投げます。
今まで含み損を抱えて失敗してきた経験があるため、含み損を粘って持ち続けないという投資方針は、今年は貫き通したいと思います。
今後の展望
スカイマークの業績は、為替と燃油に大きく左右されます。
P19より抜粋
為替・燃油が変動した時の営業利益への影響度合いを示しています。
ドル円:157円ドバイ原油:76ドル
ドル円を155円、ドバイ原油を75ドルとして考えて表に当てはめると、営業利益に対して▲1億円の影響を及ぼすこととなります。
今は円安が続いていますが、円高方向にシフトすることになれば、営業利益にはプラスに働きます。
今後のドル円とドバイ原油の数値は日ごろから意識してチェックしていきたいですね。
まとめ
株価が長らく低迷しているスカイマーク。
2024年の年前半は1,000円前後でありましたが、年後半からきれいな右肩下がり。
下げに下げて気がつけば、半値近くの550円まで下落しました。
そんな中での光を差し込む、双日の株式の大量取得のニュース。
今後、双日とスカイマークの業務提携などの関係強化ができれば心強いですね。
今回のニュースによって、株価も息を吹き返してくれることを祈っています。
3月の配当金が大きく減配・無配に転落しなければ引き続き保有していきたいと思います。
2025年幸先の良いニュースが出て、少しほっとした一日でした。