はじめに
トランプ大統領の関税ショックに世界が混乱した春。
株式市場は、一時期大きく落ち込んでいましたが、ショックから立ち直っていました。
このまま平穏な日々が続くと思われたところに、イランとイスラエルが両者攻撃を行うなど、中東情勢に緊張が走っている状況です。
中東情勢の混乱
アメリカのイラン核保有施設への爆撃
先週は、イランとイスラエルの両者に緊張状態が続いていましたが、この週末にアメリカがイランの核保有施設への爆撃を行ったニュースが世界を駆け巡り、中東情勢に更なる緊張が走りました。
トランプ大統領は、今回の爆撃行為を成功と発表しましたが、イランとの関係悪化は避けられない状態となりました。
イランと対立するイスラエルは、アメリカの攻撃に対して称賛する声明を発表し、イスラエルとアメリカが強固な結びつきがあることを改めて示しました。
ホルムズ海峡の閉鎖の恐れ
一方で、核保有施設への爆撃を受けたイランは、イスラエルへの報復攻撃を行い、アメリカからの攻撃に対して真っ向から対立する姿勢を示しました。
また、イラン議会がホルムズ海峡の閉鎖を承認したというニュースも出ており、対立する両国の被害に加えて、世界の物流にも大きな影響が出てきそうです。
せっかく株式市場も落ち着いた雰囲気が出ていたのに、水が差されてしまいましたね・・・。
今後の保有方針
資金管理の徹底
今回の中東情勢の混乱は、短期的に解決される雰囲気はなく、長期化する見込みです。
そんな中で、投資に対する向き合い方が普段以上に大切になります。
現在のように、不確かな状況が多い場面では、ポジションをむやみに増やすのは危険です。
今日はそこまで大きく荒れた相場にはなりませんでしたが、新たなニュースによっては大きく下落する可能性も大いにあります。
そのため、資金管理は普段以上に徹底し、キャッシュを多めに持っておくこととします。
ちなみに現在の資金管理は以下のようになっています。
投資額:3,000万円
キャッシュ:600万円
キャッシュ比率:20%
徹底すべきと言った割には、キャッシュ比率はあまり高くないですね。苦笑
現状の不安定さから考えると、キャッシュ比率は30%以上に上げるのが望ましいのかなと考えています。
投資先の選択と集中
先ほどお伝えしたように、キャッシュ比率は普段よりも高めにして資金管理を徹底しています。
ただ、現金に換えるだけでは投資の機会を失ってしまう可能性があるため、限られた資金の中で、今保有すべき銘柄に対して集中的に投資していきたいと思います。
6月のおすすめ高配当銘柄を先日別の記事にて紹介しましたが、それらの銘柄の中でも景気に左右されにくいセクターの銘柄を集中的に投資したい銘柄となっております。
①バリューコマース(2491)
成果報酬型広告の大手企業のため、中東情勢の影響は限定的となる見込みです。
②エンビプロ・ホールディングス(5698)
資源価格が高騰することはむしろ業績に追い風となるでしょう。
③チャーム・ケア・コーポレーション(6062)
老人ホームの経営を行っており、業績が景気に左右されない安心感があります。
6月の権利付最終日は、明後日の6月26日(木)のため、明日、明後日と大きく下落してもお得に配当銘柄を購入できるのは、心の支えになります。
また、米国債券ETFについても、分配期日が7月上旬と近づいているため、積極的に投資していきたいと思います。
今まででしたら資金の避難先として、真っ先に選ばれていた米国債券。
最近では安全資産から外れつつあり、大きく落ち込んでいます。
ただ、そんなときだからこそお得な価格で購入できると思っているので、下落を恐れずに買い増しする予定です。(現状は大きく含み損・・・)
キャッシュは残しつつ、今投資すべき対象に対しては集中的な投資をおこなっていきたいと思います。
まとめ
中東情勢が大きく揺れ動いた6月下旬。
原油価格は急上昇し、世界の景気にも大きな影響を与える可能性があります。
そんな中での投資方針としては・・・
①資金管理の徹底
②投資先の選択と集中
特に重要なのは、①資金管理の徹底だと思います。
大きな下落が起きたときに落ち着いて購入できるように、資金もメンタルもゆとりを持ってこれからも投資に向き合っていきたいです。