ANAの決算。上方修正なのに株式市場の反応は薄い理由

株式投資

はじめに

続々と決算が発表されていく時期となりますね。

決算資料を読み込むのも一苦労ですが、決算内容と株価に乖離がありそうな銘柄を発見した際は、そんな苦労も少しは報われます。

今回は、決算内容が良かったのに株価は反応しなかった銘柄、ANAホールディングス(9202)について見ていきます。

ANAの決算内容

上方修正という好決算

2月3日(月)に発表されたANAの第3四半期の決算。

結果は・・・

全ての項目が上方修正

売上高、営業利益、経常利益、純利益の全てが上方修正されました。

ANA 通期連結業績予想

同社IRより

上方修正の要因

①国際線旅客の増加

  • インバウンド効果による旺盛な訪日需要
  • 日本発のレジャー需要やビジネス需要が好調

②国内線旅客の増加

  • 国内のレジャー需要が好調

決算の結果だけを見ると、満点回答の決算だったのではないでしょうか。

ただ、株式市場はこの決算には納得がいっていないようでした。

上方修正に反応薄で株価下落

上方修正があると、一般的には株価は上昇する傾向にあります。

今回のANAの決算も同様に上昇するんじゃないかと予想していました。

ただ、今回のANAの決算では、決算直後のPTSでも反応は薄かったです。

決算直後(2月5日)は、朝一番こそ2,934円まで上昇しましたが、午前中はマイナスへと下落していきました。(大きな赤い線が出ている日)

そして、現在もなお2,900円前後をウロウロしているもどかしい状況です。

株価が下落する理由を考察

株価のチャートを見ても、割高な水準にはないですし、決算前に大きく上昇しているわけはないため、決算結果を前もって織り込んでいたということは考えにくいです。

決算前の上昇については、全体の地合いが良くなったことに起因するものだと思っています。

そうなると考えられるのは、4月から始まる来期の業績に対する期待が薄いのが原因ではないでしょうか。

確かに、現在の業績が好調な理由としては、長らく続く円安によるインバウンド効果(訪日需要の高まり)が大きいと思います。

株式市場では、来期は今期ほど円安が続かずに円高方向に見ているのかもしれません。

円高方向に見ている点では私も同じですが、原油安も今後進んでいくとみています。

原油安を想定している理由

①ロシアのウクライナ侵攻の終焉

②アメリカによるシェール採掘

この2つが今年の早いタイミングで実現するのではないかと見ているからです。

トランプ大統領も、戦争早期終結についてもたびたび触れており、シェール採掘にも積極的な姿勢です。

原油安は、ANAにとっては費用を大きく抑制できる要因となります。

そのため、今後のANAの株価は上昇していくのではないでしょうか。

そう思って、とりあえず300株打診買いしました。

3月の配当銘柄を一つ仕込んだ形となります。

まとめ

上方修正となったANAの決算。

好調な決算結果は虚しく、株価へは反映されませんでした。

決算直後の2月5日は、下落という結果となり、1週間経った今も株価は上昇しません。

3月の高配当銘柄でもあるANA。

これはチャンスと思い、打診買いを行いました。(300株)

個人的には、これから原油安が来ると思っているため、更に下落するようでしたら、買い増ししていきます。

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