スカイマークの決算
業績予想の修正に関するお知らせ
2月10日(月)に発表されたスカイマークの決算。
昨年から継続して1年間保有している銘柄ということで、思い入れも強く決算の内容が気になるところでした。
IRを確認すると、そこには<業績予想の修正に関するお知らせ>の記載がありました。
嫌な予感がしましたが、その予感は見事に的中。
そこには悲しき事実が・・・。
大幅な下方修正

同社IRより
今回発表された業績予想は、前回予想よりも大幅に下回る予想となりました。
営業利益については、あわや赤字転落となりそうな勢いです。
下方修正の原因
円安と原油高によって、営業利益が50億円下押しとなり、大幅な営業利益の下方修正をよぎなくされました。
長引く円安・原油高は想定外とはいえ、ここまで業績に影響を与えるとは予想外でした。
スカイマークの株価

長期的に見ると、ずっと売られているチャートですね。
現状でも十分すぎるほど割安な水準に達していると思いますが、今回の決算を受けて更に落ちてしまいました。
せっかく上昇する雰囲気が漂ってきたのに、残念な結果となりました。
決算内容から配当金額を予想
2025年3月配当は未定
今回の決算では、2025年3月配当は未定という発表でした。
私にとって死活問題となる配当金の行方。
現在の業績では、配当金の増は考えにくいですが、大幅な減は避けてほしいという気持ちが強かったです。
計算式から配当金額を算出
正確な配当金について予想することは難しいですが、決算資料から目安となる情報を見つけました。
スカイマークの発表では、配当金額は配当性向35%程度を基準としているとのことです。
具体的な計算式も決算発表資料に掲載されていたため、実際に計算して配当金額を予想してみました。
株主還元方針として調整後当期純利益※に対して配当性向35%程度を基準。
調整後当期純利益:税引前当期純利益×(1-実効税率34.59%)
今回下方修正にて発表された税引前当期純利益の予想は、1,500百万円。
計算式に今回予想の純利益を当てはめてみると。
配当金総額:1,500百万円×(1-0.3459)×0.35(配当性向)=343百万円
この金額は、2023年3月期の配当金総額に相当する金額です。
そのときの配当金が5円であったため、今回の配当金も同等の5円となるのが計算式から推測されます。
今後の保有方針
現在の保有数
保有数:3,100株
平均取得株価:691円
決算前のスカイマークの株価は、643円。
今回の決算を受けて、大きく下落してしまい、570円台へと転落してしまいました・・・。(パフォーマンス-20%)

配当金から保有継続について考える
今回勝手に計算して予想した配当金は、5円となりました。
そうなると、配当利回りが1%未満となってしまい、現在の株価から見ても、高配当銘柄とは言えなくなってしまいました。
これまでは配当金の積み上げを重視して、前年高配当銘柄であったスカイマークを信じて保有し続けていました。
しかし、高配当銘柄とは言えなくなってしまった以上、今回の結果を受けてお別れのタイミングにしようと思います。
損失に向けたフライトの時間です。涙
まとめ
下方修正という悲しい結果となったスカイマークの決算。
円安・原油高という向かい風の厳しい環境下とはいえ、大幅な下方修正は想定外でした。
今回の決算結果から計算してみて、高配当銘柄から外れるという残念な結果となりました。
1年ほど保有してきたスカイマークでしたが、今回の決算を受けてポジションを解消するという方針としました。(損失から目をそらしたいですね・・・。)