はじめに
J-REITの保有に関しては、SNSでもたびたび賛否両論の意見が飛び交いますよね。
何度かこのブログでもJ-REITについて触れていますが、私は現在のJ-REIT銘柄の保有に賛成です。
様々な理由がありますが、一言で表すと利回りの大きさですね。(配当金の積み上げをブレずに重視!)
J-REITの現状
今後の日本は、利上げ方向へ向かうというのが全体のおおむねのコンセンサスかと思います。
そのため、利上げに弱いJ-REITは長らく低迷している状態です。
特に2023,2024年の低調さは際立っており、日経平均株価のパフォーマンスに大きく差をつけられました。


ご覧のとおり、日経平均株価が右肩上がりに対して、J-REITは右肩下がりでズルズルと下がっております。
年末にかけてようやく下落が落ち着いてきた雰囲気がありますね。(逆に日経平均株価は頭打ちになっています。)
逆相関になっているように見えるのは気のせいでしょうか。
日本銀行の利上げ観測
日本銀行の利上げ観測が出るたびに下落に転じるJ-REIT。
2023,2024年の低調さの反発からか昨年末からは息を吹き返すかのようにわずかに上昇していました。

ただ、今回も日本銀行の利上げ観測が出てしまってからは下落方向へと方向転換してしまいました。
1月24日(金)に金融政策決定会合が行われ、0.25%の利上げがされるとの観測情報が出ています。
観測どころか、すでに決定したというニュースさえも出てしまっていますよね。笑
関係者が利上げに関して事前に言及するニュースが多く出ています。
8月の利上げによる株価暴落を反省して、市場にあらかじめ伝えている意図があるのではないかとも言われていますね。
J-REIT銘柄を買い増す2つの理由
日本銀行の利上げ観測が出てから全体的に低調な状態となっているJ-REIT。
最近の株価を見て、J-REIT銘柄の買い増しを行いました。
主に購入した銘柄は
- 3249 産業ファンド投資法人
- 3468 スターアジア不動産投資法人
- 3471 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人
- 1476 iシェアーズ・コアJリートETF
- 1343 NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信
このタイミングでこれらの銘柄の買い増しを行う理由は2点あります。
①今回の利上げで今後の利上げは当面なしを予想
世間の大方の見込みでは、これからも利上げが続くとされています。
賃金上昇も著しく、物価も上がっているため、利上げが行われるという方向性自体には賛同しています。
但し、現在の日本の景気は利上げに耐えられるほど盤石ではないと皆さんも感じているのではないでしょうか。
賃金は上がっていますが、それに見合った消費が活発化されているかといえばそうではない雰囲気を感じます。
むしろ、キャベツの価格の500円超えやお米の高騰といった生活に欠かせない食品の値上げが、生活を苦しめている恐れさえあります。
現状を踏まえると、利上げをできる環境にはないため、想定よりも利上げのタイミングは後ろ倒しになるのではないでしょうか。
今後、春闘の結果や消費者物価指数のデータにて悪い結果が出てくる可能性があります。
今回の利上げは、経済状況が悪いという結果が出る前に、どうしても今のうちに利上げを行いたい理由があるのかもしれません。(例:過度な円安を止めたい)
もし、今後のデータ結果が不透明のため、今回の利上げだけはしておきたいという思惑があるのであれば、今後の利上げは当分行われないのではないでしょうか。
そして、当分利上げがないと市場が判断すれば、J-REITにとっても追い風となり株価も回復するとみています。
②近づく分配金の権利付き最終日
今の状況でJ-REIT銘柄を購入するもう一つの理由が、分配金を重視した投資を意識しているからです。
権利確定されるJ-REIT銘柄が多数あり
J-REITのETFの分配金の権利付き最終日
分配金が確定する時期が近づいており、価格も割安となっている状況。
これは、買い時ではないでしょうか!(含み損を抱えている状況を無視して、熱く語っています。笑)
もちろん、買いあおりではないためご自身でご判断くださいね。

10年チャートを見てみても、現在の株価は非常に割安の水準となっています。
そのため、長期的に見れば未来は明るいのではないでしょうか。
まとめ
日本銀行の利上げが行われるかどうかは、1月24日(金)の金融政策決定会合にて決定します。
市場予想では、0.25%の利上げが見込まれています。(すでに一部ニュースでは決定との情報も出ていますね。苦笑)
利上げ観測情報が事前に流れており、今回利上げすることは間違いないでしょう。
それを市場が織り込んでからなのか、J-REITは年末の勢いを失い、下落方向へと進んでいます。
この状況下で、J-REIT銘柄を購入する2つの理由。
- ①今後の利上げは当面なし
- ②近づく分配金の確定時期
この2つの理由から、含み損を抱えながらも買い増しを行っています。
この判断がどのような結果となるのかは、これからのお楽しみですね。
少なくとも、分配金を重視した投資をブレなく行えているため、自分を信じて投資を行っていきたいと思います。
これからも、一歩ずつ着実に配当金(分配金)を積み上げていきます!