はじめに
「いきなり!ステーキ」を中心とした、良心的な値段のステーキを食べることができることで一世風靡をしたペッパーフード。
※写真はイメージです
ステーキを食べたいときに気軽に行けるという便利さとステーキの美味しさに惹かれて、私も一時通い続けていました。
近年は、業績不振もあり店舗数が減ったことにより、「いきなり!ステーキ」へは長らく行けていませんでした。
ただ、今回の株主優待の復活を聞きつけ、ペッパーフードの株の購入を検討してみることにしました。
ペッパーフードの経営状況
長らく続いた営業赤字
一時は飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けていたペッパーフード。
しかし、2019年あたりから「いきなり!ステーキ」の店舗同士の競合により経営が傾き、営業赤字となりました。
そして、追い打ちをかけるようにコロナが襲いかかり、経営不振に陥ってしまいました。
「いきなり!ステーキ」と並んで注力していた柱のペッパーランチ事業を売却するという大規模な対策を行いましたが、その対策も抜本的な解決とはならず、営業赤字は2023年12月期まで5期連続で続いていました。
資金繰りも厳しくなり、倒産の危機さえささやかれていました。
経営不振からの脱却
長らく営業赤字に苦しんでいたペッパーフードでしたが、コロナも終息し、「いきなり!ステーキ」にも回復の兆しが見えてきました。
2024年には、費用の削減や販売促進キャンペーンの効果もあり、ついに営業赤字から脱却しました。
また、黒字復活のペッパーフードは、2022年以来廃止していた株主優待の復活を発表しました。
株主優待の復活
優待内容
復活を遂げた株主優待。
2024年12月末日基準日以降より、お食事券または自社商品を受け取ることができます。
株主優待を受け取るためには、最低500株必要となります。
現在の株価は173円のため、500株買うためには8万円の資金が必要です。
出典:Yahoo!ファイナンスより
株価も年初を底に75日線を抜けて、上向きのチャートへと転換しています。
8万円で3,000円分(500円×6枚)のお買物券をゲットできるのは大変お得ではないでしょうか。
なお、5,000株以上であれば更なるお買物券をゲットできます。
ただ、経営不振から脱却したとはいえ、これからの経営にもう少し見ておきたいところですので、今回は株主優待が得られる最低単元の500株を購入したいと思います。
ペッパーフードの今後
①ひとりすき焼き
新たな業態への挑戦として、東京にひとりすき焼きをコンセプトとしたお店をオープンしています。
今までの低価格戦略とは真逆の高級路線となります。
これは、訪日外国人をターゲットとしたインバウンド需要を見込んだ取り組みとのことです。
円安が続く中、すき焼きという日本の食文化を楽しみたい外国人にヒットする可能性は高いですね。
高級路線とは言っても、海外では物価高ですし、円安の恩恵もあるため、外国人にとってはそれほど高く感じないのではないでしょうか。
②海外進出
ペッパーフードは今後、海外進出を強化していく予定です。
現在、台湾やフィリピン、インドネシアにていきなり!ステーキを展開していますが、今後インドネシア全土の展開を進めていく方針です。
インドネシア全土展開が成功すれば、他の国でも更なる店舗拡大も見込めます。
海外での売り上げや店舗展開状況にも注目していきたいです。
まとめ
長らく経営不振に陥っていたペッパーフード。
営業赤字という長いトンネルから抜け出すことができ、新たな戦略を打ち出しています。
一時は倒産する危険もありましたが、今の状況では株価も底値の可能性があり、株主優待目的で購入しても問題なさそうです。
500株保有して、3,000円分のお買物券をゲットしたいと思います。
そして、年明け早々に利確ができたら理想的ではありますが、そう上手くはいかないですよね。笑
どちらにしても、今後のペッパーフードには期待したいと思います。