12月限定で発生する高配当銘柄の配当金が魅力的すぎて、どれを購入する銘柄を迷っています・・・。
はじめに
12月の権利確定日が近づいていますね。
12月は高配当銘柄が多く、配当狙いで高配当銘柄の保有ウェイトを増やしている人も多いのではないでしょうか。
私はもれなく該当しています。笑
今回は、12月配当銘柄の中でも、12月のみに配当金が出る銘柄について紹介したいと思います。
紹介する銘柄以外にも高配当銘柄はたくさんありますが、以下の基準に照らし合わせて選びました。
- 株価が過去に比べて割安
- 業績が安定しており無配転落の心配なし
12月限定の高配当銘柄の企業
※株価は12月23日の終値として、それを基に配当利回りを算出しています。
①6310 井関農機
- 株価:912円
- 配当金:30円
- 配当利回り:3.3%
農業機械大手の企業。
株価は絵に書いたような右肩下がりとなっています。
配当落ち後の下落は避けられないでしょうか、PBRが0.3割れとなっており圧倒的な割安銘柄となっています。
長期的に我慢強く保有できる人であれば、買い時の銘柄と言えるかもしれません。
②2384 SBSホールディングス
- 株価:2,371円
- 配当金:70円
- 配当利回り:3%
総合物流の企業で、輸配送や倉庫などの運営などを取り扱っています。
物流業界は、勤務時間の制約などから人手不足が深刻化しています。
その影響もあってか、2023年から売り上げ・利益は落ち込んでいます。
ただ、配当金は前年の65円から70円へと5円の増配のため、今後の見通しは悪くないのではないかという印象です。
③5310 東洋炭素
- 株価:4,225円
- 配当金:120円
- 配当利回り:2.8%
等方性黒鉛大手の企業で、半導体製造用のるつぼが主力となっています。
半導体業界全体の今後の不透明感があり、半導体銘柄の株価が軒並み下落しています。
東洋炭素ももれなく下落しており、右肩下がりのトレンドも継続中です。
そのため、今後も下落する可能性は高いです。
ただ、業績は好調で、配当金も前年の110円から120円へと10円の増配のため、SBSホールディングス同様に今後の見通しは悪くないのではないかという印象です。
④2429 ワールドホールディングス
- 株価:2,004円
- 配当金:80.9円
- 配当利回り:4%
ものづくり・サービス領域にての人材ビジネス(業務受託・人材派遣)を中心に展開している企業。
今年度決算では、前年の不動産事業の前倒し物件の影響もあり、減益となる見込みです。
ただ、前年までは増収増益を続けており、業績は安定しています。
日々の出来高の平均が5万株程度と、出来高の低さが気になるところではありますが、株価の割安感はとても魅力的な銘柄です。
⑤2811 カゴメ
- 株価:2,938円
- 配当金:52円
- 配当利回り:1.8%
トマト加工品大手で、生活にも馴染み深い商品を取り扱う企業です。
今回紹介する他の銘柄と比べると、配当利回りの低さが目立ちます。
ただ、株価の割安さと業績の安定さを考慮すると、お得な銘柄です。
実際に私も500株保有しており、今後の株価回復を期待しています。
景気に左右されないディフェンシブ銘柄としてポートフォリオに加えてみてはいかがでしょうか。
⑥6929 日本セラミック
- 株価:2,576円
- 配当金:100円
- 配当利回り:3.9%
半導体・電子部品の企業で、赤外線センサーで世界シェア6割を占めています。
ワールドホールディングス同様に、出来高の少なさが気になるところではあります。
ただ、予想以上に続いている円安が業績に追い風になっており、前年と比べて増収増益となる見込みというのは安心材料ではあります。
また、先日に発表された自社株買いも株価にはポジティブな内容となります。
まとめ
12月は高配当銘柄が多く、どれを購入するか毎年悩みます。
その中でも、12月のみ配当金が発生する企業もいくつかあります。
年に1回の配当金のため、配当金の金額が大きいのがとても魅力的です。
今回は、該当する銘柄の中で私が購入を悩んでいる、または実際に保有している銘柄をいくつか紹介しました。
もちろん、配当金が大きい分権利落ちの際には大きな下落が予想されます。
ただ、今回紹介した銘柄は今の株価水準がすでに割安なため、下落するにしても限定的なものかなと思っています。
むしろ今後の株価回復によって、配当金と売却益の両取りを夢見ています。笑