はじめに
関税ショックはどこへ行ったのやら?
日経平均が4万円の大台を突破し、一時は4万3千円台までつけるバブルのような勢いとなっています。
過剰ともいえる熱狂はいつまで続くのか、今は積極的にはポジションは大きく取らないようにしたいと思います。
そんな中ではありますが、今回は8月の高配当銘柄を紹介していきたいと思います。
株式市場が盛り上がっているため、個別株も大きく上昇している銘柄が多数あります。
上昇しすぎている銘柄は配当利回りが小さくなってしまうため、それらは除外しようと思います。
なお、8月配当銘柄の配当金を受け取るためには、権利付最終日である8月27日(水)までに保有する必要があります。
権利付最終日:8月27日(水)
配当金の積み上げを意識されている方は、ぜひぜひ参考にしてください。
株価は、8月15日(金)の終値です。
2025年8月おすすめ高配当銘柄
①ディップ(2379)
バイトルやはたらこねっとといったアルバイト求人広告サイトを運営する企業です。
株価:2,433円
配当金:47円
配当利回り:3.8%
おすすめする理由:歴史的に割安水準・業績が右肩上がり
懸念点:競合他社のスポットワークサービスによる業績懸念
大谷翔平選手をブランドアンバサダーに起用したり2026年のWBCのメインスポンサーとなるなど成長に強い勢いが感じられます。
そのため、配当金のみならず今後の株価上昇の期待もしたくなります。
②イオンフィナンシャルサービス(8570)
イオン銀行の運営やイオンウォレットの取り扱いを行う金融サービス企業です。
株価:1,475円
配当金:25円
配当利回り:3.3%
おすすめする理由:歴史的に割安水準かつ上昇基調・安定した業績
懸念点:関税による消費控え
直近は全体の地合いの後押しもあり上昇基調となっていますが、長期的に見れば非常に割安な水準となっています。
そのため、積極的に買い増ししていきたいと思います。

③ベルシステム24ホールディングス(6183)
コールセンターを運営しており、生成AIの導入・取り組みを積極的に行っています。
株価:1,335円
配当金:30円
配当利回り:4.4%
おすすめする理由:景気に左右されにくい業種・4%を超える高配当
懸念点:売上収益が伸び悩んでおり成長への不安
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社と共同で地方自治体へのデジタル支援を行うなど、生成AIを積極的に導入しており、今後の成長が期待できます。
その一方で、金融・保険業における大口スポット取引の終了により、売上収益が伸び悩んでおります。
期待と不安が交じり合う状態ではありますが、4%を超える高配当銘柄のため、積極的に保有していく方針です。
④明光ネットワークジャパン(4668)
個別指導塾「明光義塾」をフランチャイズ方式で展開しています。
株価:772円
配当金:13円
配当利回り:3.3%
おすすめする理由:割安な株価水準で上昇基調
懸念点:出来高が小さく流動性のリスク・YouTubeによる塾業界全体への向かい風

長年、低迷していた株価がようやく上昇しつつあります。
過去に何度も跳ね返されてきた800円を突破できるかが今後の本格的な上昇を占うポイントとなりそうです。
割安かつ上昇しつつあるため、配当金と利益の両取りが期待できる銘柄なのではないでしょうか。
ただ、将来的には業績の期待が持ちにくい斜陽産業という印象のため、8月の配当金確定後は早めに売却する予定です。
⑤アレンザホールディングス(3546)
福島県を中心にダイユーエイトやタイム、バローといったホームセンターやペットショップを経営する企業です。
株価:1,058円
配当金:19円
配当利回り:3.5%
おすすめする理由:長期的に見て割安な水準
懸念点:出来高が小さく流動性のリスク・株価は低迷中
流動性のリスクがあるのは否めないですが、長期的に見て割安な水準であるのは魅力的です。
長期的に見て割安なのは間違いないですが、株価が低迷しているという部分も気になる点ではあるため、保有数は抑えめにしてリスク管理したいと思います。
⑥オンワードホールディングス(8016)
「23区」や「五大陸」などを展開する総合アパレル企業です。
株価:633円
配当金:14円
配当利回り:4.4%
おすすめする理由:上昇トレンドで株価上昇・関税の影響限定的
懸念点:インバウンド客の減少による売上低迷懸念
関税の影響は限定的であるのは安心材料ですが、インバウンド客が昨年に比べ減っており、売上への影響が気になるところではあります。
ただ、5%近い配当利回りは非常に魅力的のため、積極的に保有していきたいと思います!
⑦チヨダ(8185)
全国に店舗展開する靴専門店大手の企業です。
株価:1,210円
配当金:27円
配当利回り:4.4%
おすすめする理由:歴史的に超割安で株価反発中・関税の影響限定的
懸念点:インバウンド客の減少による売上低迷懸念
こちらの銘柄もオンワードホールディングスと同様に関税の影響は限定的です。
また、歴史的に見て非常に割安の水準から株価が反発しているのは、安心して買うことができますね。
まとめ
以上、8月に権利確定する7つの高配当銘柄を紹介しました。
株式市場がバブル気味となっており、個別銘柄の株価も上昇する中で配当利回りの水準が保たれている銘柄をおすすめとしました。
8月の配当金の権利付最終日は、8月27日(水)。
権利付最終日までは2週間弱あるため、今の過熱感に慌てないようにしたいです。
株式市場の過熱感が落ち着いてきたあたりからコツコツと保有する予定です。
以上、8月の高配当銘柄を紹介しましたが、配当金の積み上げの参考になれば嬉しいです!