KHネオケムとは
今回取り上げるのは、化学品メーカーのKHネオケム(4189)。
あまり聞きなじみのない企業名ですが、基礎化学品・機能性材料・電子材料の3つの事業領域を主として、様々な分野な化学製品を日々の生活に提供しています。
今回KHネオケムを取り上げた理由としては、2点あります。
①決算直後に大幅下落となり、株価が更に割安水準に。
②6月の配当金狙いとしての魅力が大きい高配当銘柄である。
決算直後に大幅下落
5月7日(水)に発表されたKHネオケムの決算。
決算内容はというと、前期比・通期見通しともに増収増益となっており、決して悪くありませんでした。
配当金も増額であったため、むしろ良いように見えたのですが、市場の反応は真逆で大きく下落する結果となりました。
決算直後の株価の動きはこのとおりです。

5月9日こそリバウンドにて上昇に転じましたが、決算直後は2,500円台から一時は2,200円台にまで下がる急転直下でした。
長期的なチャートを見てみても、決して割高の水準にはないはずなのに不思議な動きを見せました。

長らく見せていた下落トレンドから脱却し、上昇トレンドへと転換しようかという雰囲気があっただけに、今回の決算による大幅下落は残念な動きでした。
ただ、個人的にはこの大幅な下落はチャンスと捉えて、今後の保有方針を以下のように考えています。
今後の保有方針
今回の大幅下落は買い場
今回の下落は一過性のものであり、買い場であると思っています。
その理由としては、決算の内容は決して悪くないですし、失望売りが出るような高い株価にもありません。
きっと大口の売りが入ったのでしょうが、現在の株価ではこのままズルズルと下がるとは考えにくいです。
コツコツと買い増しをしていきたいと思います。
6月高配当銘柄として継続保有
KHネオケムを取り上げたのが6月の高配当銘柄であることが大きいです。
6月の配当金はなんと、52.5円!
前期が45円であったため、7.5円の増配となります。
株価:2,412円
配当金:52.5円
配当利回り:4.4%
4%超えの高配当銘柄となります。
増配を決めているのは、企業が業績に対して自信を持っている裏付けとなるため、安心して保有できるのではないでしょうか。
6月の権利付き最終日まではしっかりと保有し、下がってきたら買い増しを行っていきたいと思います。
まとめ
決算直後に大幅下落した化学品メーカーのKHネオケム。
昨年まで低迷していた株価が今年に入って浮上していたため、残念な結果となっています。
ただし、近づく6月の配当金!
それを目的としたときには、むしろお求めやすい価格で配当金を受け取ることができるチャンスであります。
決算直後の下落は一時的なものと予想して、コツコツと買い増しをしていきたいと思います。